僕らの未来は手から零れ落ち始めている

何か前回のエントリに人がめがっさ集まってくれていたようで。
ブックマークとかしてくれた方ありがとうございます。

さて、今回は注目エントリにたいしての感想というか思ったこと書こうかと思います。
まあ、いち駄目人間の書くことですからたいしたことは無いけど、読んでいただければ幸いです。


http://d.hatena.ne.jp/essa/20070821/p1(アンカテ「世の中は厳しい」なんて大嘘)


この文章にはちょっと感動としたいうか、すげーと思った。

「一流の企業で正社員として安定した身分と充実した仕事を確保するということは、ずっと難しいことになる〜」のくだりはうわっと思ったけどそれ以降の部分にはめがっさ感じるものがある。


元文では「奪い合う競争」か「創り合う競争」という対立構造になっていて、これからはネットを中心に造り合う競争がどんどん広がっていくっさみたいな感じになっていたように思えるが、色々な人が反論しているようにみんながみんな、そういう感じの競争ができるわけではないのは確かである。また、価値を創っても儲からなかったという場合も多い。
ただ、反論している人もまだ半分くらいしか的を射ていないような気がする。


ではどのような感じになるのかだが、僕はこれからはこのような感じになると思う。


まず、誰かが新しい価値を創り、順調にいくとそれに大勢の人が乗っかる。そして、創った誰かはそれを専業にすることができ、乗っかった人の何人(何百人かもしれないし、何千人かもしれない)かは元文のいうところの「兼業アーチスト+バイト」という形になっていくだろう。
そして、そこでうまくいかなかった人が出てくるのだが、その人達は自分で価値を創ろうとするかあるいは他の価値の方へ移動って形になるに違いない。


これは今人気(なのか?)のアフィリエイトせどりの状況を見ていれば、なんとなく感じることができるであろう。

アフィリエイトで少大もうけして専業にしている少数の人達→それを見て、乗っかろうと思う人達という図は成り立つと思われるし、その乗っかった人たちの中から副収入としてはそれなりの金額を得ている人達も出ているらしいことはネットを回っていれば気づく事実であろう。そして、儲からない人ももちろんいる
その儲からない人達はせどりをやってみようかとかネットオークションで色々売ってみようかとかドロップシッピングやってみようかなどと他の価値を探して移るのだ。


現在の状況ではその新しい価値の数が少なすぎるのでなかなか大変なのだが、新しい価値が増えていくにつれて、兼業アーチスト&バイトの人の数もかなり増えていくと思われる。


はてブのコメントとか見ていると、何でかアーティスト=芸術家と狭く理解している人がいるように思えるし、そうじゃない人でもアーティスト=価値を創る人とだけ考えているような気がする。
もちろん、アーティストの意味は「芸術家」なのでその見方は正しいのだけれども、ここではアーティスト=価値を創る人&そのフォロワーと見るべきなのではないだろうか?


ただ、20万円も稼げるかは微妙じゃないかとも思う。10万前後が基準になっていくのではないだろうか?


結局は一部の創る競争と多くの奪い合いの競争が平行して行われていくが、移り変わりが楽にかつ低リスクでできるようになるであろう。

つまり、簡単に発明家にもなれるしその発明のおこぼれをもらう側にもなれるということ。しかも、それが気に入らなかったら別の発明を創るか、別の発明のおこぼれをもらいに行くことも簡単にできる。

今までだと、価値を創ろうとすること自体がめがっさリスクがあって手を出しづらかったし、おこぼれをもらう側に入ったら最後、もはや価値を作らせてもらえなかった。そして、価値を創ることに失敗したり、おこぼれをもらう側を抜け出したり追い出されたりしたら、もう何もできずに過ごすしかない状態になることも少なくなかった。


しかし、これからの世界は変わる!
自分が価値を創ることができるし、自分がどの価値のフォロワーになるかを選び、簡単に移動することができるようになるに違いない。

これからの未来で生きるためには色んな物に興味を持つことであろう。
色々な物に興味を持つことにより、どの価値のフォロワーになるかの選択肢が増える。そうすれば、より収入を得られる可能性が増えていくであろう。


というわけで、そんな世の中になればいいなと思ったり何だり……