電波ガールスピリタス

近況―やっと、「ニートって言うな」を読んだ。まだ読み返したいので感想はずっと後になるけど……(ていうか、書かれるのか?)


ただ、読んで思ったこと。
自分はまだまだ考えが足りないなと……もっと思考のための情報を集めることが必要かもしれない。著者の一人である後藤くん(http://kgotoworks.cocolog-nifty.com/youthjournalism/)は同い年なのにあれだけの話を進めることができるとは……すごすぎ。


あと思ったことは、ニートの問題を個人の心理問題から労働問題へ目を向けさせようと言う本書の論旨は非常によかったと思うし、これをきっかけに労働問題の方へ考えがおよぶようになってほしい。
ただ、労働問題だけだと言い切ってしまうのは問題なんじゃないだろうか?


こういう風なことを言うと、「俗な若者批判論支持ですか?」と思われそうだけど……
もちろんそれは誤解で、ある社会的状況が個人の心理に及ぼす影響とその個人の心理が回復できるような社会とはいったい何かと考えること*1が必要じゃないだろうかということを言いたいのです。


これだけだと意味不明なので、たとえ話をしてみる(説得力ね〜!)

例えば、僕がテレビで「格差社会」の情報を見るとする。


番組では「一生懸命働いても、金が入らずどうしようも無い状況に追い込まれている人」を写している。しかも、まともな人が見たら明らかに非人間的な労働状況じゃないかと疑いたくなる仕事場だ


そして、僕はそれを見ながら「げっ、働いてもどうしようも無い状況に追い込まれてしまうのか。かと、言っても働かないと金銭は手に入らないしな……  でも、あんなに働いて、こき使われても……
就職って怖いかも……」


で、働くことにプレッシャー的なものを感じることになると……
以上、たとえ話終わり


これを「そいつが弱いことが悪い」と自己責任論に持っていく人は多いと思うけど、それは間違っていると言いたい。


ところで、みなさんは戦争の映像やドキュメンタリーを見たらどう思うだろうか?
僕は「戦争って嫌だな〜。絶対したくない」などと思う。少なくとも「戦争起こってくれないかな」とは思わない。


結局、そういうことなんじゃないだろうか? 


「戦場を生き残ることが必要だ」というのはある面で正しい。
ただし、大切なのは「いかに戦争を終わらせるのか」なんじゃないだろうか?


あと、社会的排除とどう戦っていくかも必要かもしれない*2




で、話を戻します。
雇用の回復と(理想的な)職業意義・職業能力教育と雇用チャンスの改善が行われるようになればニートってなくなるんじゃないってのはかなり正しいけれども、まだ救われない層が残っちゃうんじゃないかなと思う(すいません、読みがたりませんでした)


うーん、この問題が偏見なしで語られるようになればいいけどね。


感想書かないとか言ったけど、書きたいことを全部書いてしまった('A`)
どうしよう……

*1:「戦後教育が若者を悪くしている」みたいに悪用されることに注意しなければならないが

*2:昔、2ちゃんねるにいじめられっこは負け組みになりやすいというスレがあったが、ある面で的を射ている