これこそ、キモイ自分語り


自分語りの前に http://d.hatena.ne.jp/more_k/20060717

自分の女装行為の動機付けは、目まぐるしく変わる。女性性の要素の欠乏した自分を慰めるためだったはずなんだけれども、いつしか着ることにより自分を女化して萌えるようになり、女性とのコミュニケーションの手段として用いるようになったり、アイデンティティだと無理に決めていた時期もあったり。

これが、今日気づいたんだけどまた最近違うものになってきたような気がする。「女の役割を演じたい」という性質らしい、というのをどこかで読んだことがある気がするんだけれど、やっぱりそれは違うと思う。自らを女性化することにより、女のコミュニティに入ることを望んでいるんじゃないかと思う。しかし、女として女のコミュニティに入りたいわけではなくて、その入り込んだ先の女性と性的接触を望んでいる節がある。

何か、これ分かる気がするんだよね。僕も感じたことがあるから……


それと、電波男(というか、『30独身女、どうよ!?(岡田斗司夫 著)』)でも、「僕は女が苦手だったんですが、おすぎさんに女と会話するコツを教えてもらいました。男であることを捨てて、オカマになればいいですよ。すると女と喋れます」と書かれているし。


会話というか、コミュニケーションの糸口としての女装、あるいはオカマ化。自分の心や体が女性的な物に近づけば、近づくほど、一時的にせよ、お互い男女であることを忘れられるのでは無いか、そしてその意識が据え置かれた時、コミュニケーションが一般的にできるのではないのだろうか?
もし、それができるなら世界はもう少し安泰になると思う。


けど、それはできない。
なぜならば、彼には(あるいは僕には)「女として女のコミュニティに入りたいわけではなくて、その入り込んだ先の女性と性的接触を望んでいる節がある」からだ。
結局は、男女の関係を構築したいと思ってしまうのだ。
もちろん、その思いが見つかることは今まで築いてきた世界を崩壊させてしまう。


でも、男でいようとすると、どんどんキモさが滲み出てくる(女装する行為の方がキモイと答える方はけっこうおられると思うが、ここでいうキモさというは過剰な性欲や探求欲のことを表している)。そうすると、女性はもちろん寄ってこない。一度や二度話しても、その滲み出るキモさに耐えられず、逃げてゆく。


僕はどうすればいいのか、さっぱり分からない。どうすればいいのだろう……


ところで、僕は女装をしたことが無い。興味はあるのだが、普段の服も買えない状況なので、女装用の服を買う余裕が無いのだ。