神様っていると思うかい?
今日はストロベリーショートケークスを見てきた。今年初の映画鑑賞。
でも、まともな感想は書かないよ。書けない(え〜)
僕は神は最初からいないか、死んだと思っている。悪魔も同様だと思っている。
現代は人間が世界をつかさどろうとしている時代だ。そこでは幸せなことも起きれば、不幸なことも起きる。人々は上に立とうとし、下にいる人々を叩く。
そんな世界に僕らは生きている……
さて、映画の話をしよう。この作品は4人の女性の群像劇である。
ストーリーはさっぱり分らなかった。いや、別に難解というわけではない。女性達の日常を書いているだけだ。しかも、ドラマチックと言えるようなできことが何ひとつ起きない。これは僕らの世界そのものじゃないのかというくらい、たるく、そして徹底的に日常っぽいことを描いている。
で、この作品ですがさっぱり合いませんでした。たるい日常物も好きなんだけど、感情移入できる場面や非日常性がまったくといっていいほど無い話だったので、何か見心地が悪かったって感じ。
話はずれるけど、物語の世界には神がいる。その神は思いがけないできごとやものすごい恋愛などを起こしていく。
だけど、この作品では神はいない、あるいは死んでいる。つまり、僕らの住んでいる世界とかぎりなく似ているのだ。
物語に流れる世界の空気がリアルすぎる作品というのはえてして観客を退屈に導きやすいが、この作品もその轍を踏んでしまっているような気がする。
あと、群像劇というものは作るのが難しいんでしょうね。共通のテーマがしっかりしていないとつまらなくなると思うんだよ。
ホームページの物語の項には、
それぞれのままならない思いを抱え、傷つき、泣きながらも、人生にきちんと向き合った時、彼女たちに小さな奇跡が起こる。
と書いているんだけど、どこで小さな奇跡が起こっていたんだろう。見逃してたのか、読解力が無いのか……ちょっとうぐぅですよ。
そんな感じでお勧め度は1(最高は5)
参考というかまともな感想を書いているところへのリンク
唐沢通信『イルマーレ』『ストロベリーショートケークス』(ストロベリーは中段あたりから)